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2008年06月21日
オトコノコノセカイ
公園で子守しながら夕方、小学生が遊ぶのを見ている。男の子がサッカーをしている。3年生から5年生くらいの子達だ。
よく見ていると、遊びの中にもはっきりとしたそれぞれの子どもの
ポジションというか、階級がある。サッカーのクラブチームに入っている子、入っていないが能力の高い子、そうでもない子、小さい子
誰かが「いーれーてー」と参加してくるとそれがはっきり分かる。
「ずるい」「いらん」「だれそれをやるからだれだれをくれ」など、公平さのかけらもない。
一方女の子は、仕切る子はいるが、遊びの中では平等で、こまったときも「じゃんけん」や「じゅんばんこ」などのルールがきちんとしている。
男の子のサッカー集団の中に、明らかに小さい子がいた。3年か、下手すると2年かもしれない。だれかの弟なのかもしれない。そんな大きい子達に混じってそれなりにプレイしているので大人からみればたいしたものだと思う。だけど、小さいのでいちばんのみそっかす扱いだ。すばしこいプレーで活躍しそうになると、すぐに大きい子に「ハンドだ」とけん制されてしまう。
けど坊やは悔しさをこらえ、何度もリベンジする。何度か目の「ハンド」で彼はこらえ切れなくなる。「ハンド」どころか、相手からの接触ありで、こけさせられたのだ。
実際以上の激しいリアクションで足を押さえ、大泣きに泣き始める彼。公園には大人も何人かいて、心配そうに見られると、座はしらけ、見方チームが彼にそれらしく近づいて話を聞いている。どうやら彼のチームのほうが圧倒的に弱いチーム編成だったようで、周りに集まった子もちょっと年少の子が多かった。
「強いチーム」の方の彼らはさーっと散ってしまい、残った2人くらいはそ知らぬ顔で少し離れたところでボールのけりあいをはじめた。
一人が大きくけったボールはフェンスを越えて公園の隣の家のガレージに入り込んでしまった。蹴った本人が取りにいくのが筋合いだろう。だが、蹴った本人は、わざとらしく、さっきこけたちびの様子を見に行く振りをして立ち去った。そして残った男の子がそのボールをとりに行った。
女の子的観点から言うと、また、親や教師の立場からすると、それって、こうなんじゃない??と声を張り上げたくなる場面がいくつもある。(実際に張り上げたお母さんがいた。その声はまるで、「女子」のようだった)
だけど、たいていはそれでもけんかにならないのだ。お互いのポジションを確認しあっているから。暗黙の了解というやつだ。
よく女の抗争はどろどろしているといわれるけど、それだけでもないような気がする。
私たちの息子も、こんなオトコノコセカイに送り出していかなくてはならない。お帰り、といって翼を休められる家を用意しなくてはならない。夫もそうなのかもしれない。
オトコノコにとっては、社会でも学校でも「強いこと」が非常に大切なのだ。
これって、サル山のようなせつない話だよね。
投稿者 shoishoi : 2008年06月21日 13:25
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